Codex Mobile を安全に使うには、5 つの基本要素を区別します。スマートフォンの画面では同じ会話に見えても、実際にはホスト上のプロジェクトと実行環境が動いています。
5 つの基本要素
Section titled “5 つの基本要素”Codex App を実行する Mac または Windows PC です。ファイル、シェル、認証情報、プラグイン、ブラウザ、権限設定を提供します。ホストが停止すると遠隔操作も停止します。
プロジェクト
Section titled “プロジェクト”Codex が扱う作業フォルダーです。ブログサイトなら、package.json、記事ディレクトリ、Git リポジトリを含むルートを選びます。似た名前のフォルダーが複数ある場合は、依頼前にパスを確認します。
1 つの目的に対する会話と作業履歴です。「今日の記事を追加する」と「依存関係を更新する」は別スレッドに分けると、コンテキストと承認範囲が明確になります。
Codex が権限の必要な操作を行う前に、人が内容を確認する仕組みです。承認要求が届いたら、次を確認します。
- 何のための操作か
- どのファイル、サービス、ネットワークへ影響するか
- 読み取りか、書き込みか、外部公開か
- 失敗した場合に戻せるか
タスク完了、質問、承認待ちを知らせます。通知は「承認してよい」という意味ではなく、「判断が必要」という合図です。
良い依頼の型
Section titled “良い依頼の型”遠隔操作では、次の 6 項目を短くまとめると安定します。
目的: 今日のブログ記事を1本追加する
対象: src/content/blog/ja/2026-06-14-codex-mobile.md
参照: 直近3本の記事と記事テンプレート
制約: UI、依存関係、既存記事は変更しない
検証: frontmatter、内部リンク、既存のコンテンツ検証を実行する
停止条件: ビルドや外部公開が必要なら実行せず確認するこの形式は、目的地、通行可能な道路、立入禁止区域を同時に渡す地図に相当します。
タスクを小さく分ける
Section titled “タスクを小さく分ける”モバイルでは一度に巨大な変更を依頼せず、判断しやすい単位に分けます。
- 既存構造を調査する
- 実装方針と対象ファイルを報告する
- 変更を実装する
- 検証を実行する
- 差分と残存リスクを要約する
各段階で方向を修正できるため、誤った前提のまま大きな差分が作られることを防げます。
差分レビューの順序
Section titled “差分レビューの順序”スマートフォンの狭い画面では、次の順序で確認します。
- 変更ファイル一覧に想定外のファイルがないか
- 削除や大量置換がないか
- 設定、権限、依存関係が変わっていないか
- 本文やコードが依頼内容を満たすか
- テスト結果と未実行の検証が明示されているか
想定外のファイルがあれば、内容を読む前に「そのファイルを変更した理由を説明して」と質問します。
モバイルで承認しない操作
Section titled “モバイルで承認しない操作”状況を十分に確認できないときは、次の操作を保留します。
- 本番デプロイ
- データベースの削除や移行
- 秘密情報へのアクセス
- 広い範囲のファイル削除
- 不明なスクリプトの実行
- 管理者権限の付与
保留は失敗ではありません。「差分を保存し、机に戻るまで実行しない」と指示すれば、調査や準備だけを先に進められます。
- ホストが実行環境を提供し、スマートフォンは操作面になる
- 目的ごとにスレッドを分ける
- 依頼には対象、制約、検証、停止条件を含める
- 通知を受けても、目的と影響を確認してから承認する
- 差分はファイル一覧、危険な変更、内容、検証結果の順で確認する
次は Codex Mobile をセットアップする で実際に端末を接続します。