Level 6 実践: 権限と検証をハーネスにする
対象読者: Codex Level 6 の委任範囲と完了条件を、実際のリポジトリ作業で身につけたい方
前提知識: Level 5 を完了していること
このチュートリアルについて
このチュートリアルでは、Codex へ渡す作業範囲、成果物、確認条件を実際のリポジトリ作業に沿って整理します。
注意書きだけでは、危険な操作や検証漏れを確実には防げません。Level 6 では通常作業を進める条件と、人の承認で止める条件を検査可能な形にします。
このレベルで完成するもの
承認・禁止事項・検証を含むハーネスを完成させます。作業量の多さではなく、Level 6 の委任範囲と確認条件を再現できることが目標です。
Step 1: 依頼の境界を決める
Codex に渡す前に、目的、対象、対象外、完了条件を短く書きます。次の依頼文をプロジェクトに合わせて調整してください。
このリポジトリの Codex ハーネスを設計してください。通常作業、承認が必要な操作、禁止操作、検証コマンド、失敗時の手順を分け、機械的に検査できる項目を提案してください。確認: Codex が作業を始める前に、対象範囲と不明点を説明できれば次へ進みます。
Step 2: 実践する
- 保護フォルダ、秘密情報、破壊的操作、本番操作の境界を定義する。
- 通常変更で必ず実行する検証と、失敗時の停止・報告手順を定義する。
- 共有ルールとランタイム用アダプターを分け、同期チェックを追加する。
一度に範囲を広げず、各段階の差分や出力を確認してから次へ進みます。
Step 3: 完了条件を確認する
安全な変更は同じ手順で再現でき、危険な操作は実行前に停止し、ルール違反を検証で検出できれば完了です。
確認結果には、実行した操作、得られた証拠、未確認事項を残します。成功したときだけでなく、途中で止めた理由も記録します。
よくあるトラブル
Codex が依頼範囲を越えた
作業を止め、差分を確認します。対象ファイルと変更禁止範囲を依頼文へ追加し、承認した範囲だけを再実行します。
完了したか判断できない
「実装する」のような曖昧な条件を、ファイル、コマンド、画面、レビュー結果など観測できる条件へ置き換えます。
次のステップ
作成したハーネスを詳しく分解する場合は、Codex ハーネス構築で AGENTS.md、設定、Rules、Skills、Hooks、検証を順に確認します。
次は Level 7 で、委任範囲を一段広げます。
関連リンク
クイズ