Memories 設計 - 永続ルールとローカル補助記憶を分ける
約5分
対象読者: Codex のセッションを越える補助記憶を、安全に利用・確認したい開発者
前提知識: AGENTS.md とプロジェクト文書を使った永続ルール管理を理解していること
Codex の Memories は、過去のスレッドから安定した好み、繰り返すワークフロー、技術スタック、既知の注意点を将来の作業へ引き継ぐ機能です。毎回同じ背景を説明する負担を減らせます。
Memories の責任範囲
Section titled “Memories の責任範囲”Memories は便利ですが、必須のチーム規約を置く場所ではありません。
| 情報 | 保存先 |
|---|---|
| 必須の承認ルール | AGENTS.md、shared/rules/ |
| プロジェクト仕様 | Git 管理された仕様書 |
| 安定した個人の好み | Memories |
| 最近の作業で得た注意点 | Memories またはレビュー後に共有文書へ昇格 |
全員が守る必要がある情報は、レビュー可能なリポジトリ文書へ置きます。
有効化と保存先
Section titled “有効化と保存先”Memories は初期状態では無効です。Codex の設定画面、またはユーザーの config.toml で有効化します。
[features]
memories = true生成された記憶は既定で ~/.codex/memories/ に保存されます。Codex は短いセッションなどを除外し、バックグラウンドで要約・統合します。更新はスレッド終了直後とは限りません。
スレッド単位の制御
Section titled “スレッド単位の制御”Codex app と TUI では /memories を使い、現在のスレッドで既存メモリを使うか、現在の内容を将来のメモリ生成へ使うかを選べます。
機密情報、顧客データ、一時的な調査を扱うスレッドでは、メモリ生成を無効にする判断が必要です。Codex は秘密情報の除去を試みますが、共有前には生成ファイルを確認します。
メモリからルールへ昇格する
Section titled “メモリからルールへ昇格する”同じ注意点が複数回役立った場合は、個人メモリのままにせず、次の場所へ移すか検討します。
- チーム全体の禁止事項:
shared/rules/ - 特定作業の手順:
shared/skills/ - 仕様上の決定: 設計文書
- ローカルだけの好み: Memories のまま
この分離により、便利な想起と再現可能なガバナンスを両立できます。次は テストと検証 で、ハーネス全体の drift を検出します。
このページの外部仕様・背景情報は、参考文献を参照してください。[1][2]
- OpenAI, Codex documentation
- OpenAI, OpenAI API documentation
クイズ