良いスキルの書き方
対象読者: 実際にスキルを書こうとしている方、書いたスキルが期待どおりに使われない方
前提知識: スキルとは の基礎
スキルは書いただけでは機能しません。必要な場面で読み込まれ、迷いなく実行できる形になって初めて役に立ちます。
粒度は「1つの目的」で切る
大きすぎるスキルは、使わない手順まで読み込ませることになります。細かすぎるスキルは、数が増えて選択を難しくします。
| 粒度 | 例 | 評価 |
|---|---|---|
| 大きすぎる | 「コンテンツ運用のすべて」 | 使わない手順が多く混ざる |
| 適切 | 「docs 記事を新規作成する」 | 1つの目的で完結する |
| 細かすぎる | 「フロントマターに title を書く」 | 単独では意味を持たない |
目安は、人に「この作業をお願いします」と言える単位です。
冒頭に「いつ使うか」を書く
スキルが使われない原因のほとんどは、手順の中身ではなく冒頭の説明にあります。何をするものかに加えて、どんなときに使い、どんなときに使わないかを最初に書きます。
docs 記事(src/content/docs/)を新規作成するときに使う。
既存記事の修正や、ブログ記事の作成には使わない。判断基準のない表現を避ける
「適切に」「必要に応じて」といった表現は、読み手によって解釈が変わります。具体的な条件に置き換えます。
# 判断できない
必要に応じてリンクを追加する
# 判断できる
同じセクション内の関連ページへのリンクを、本文末尾に2〜4件追加する完了条件を明示する
どこまでやれば終わりかを書かないと、途中で止まるか、頼んでいない範囲まで手を広げます。
## 完了条件
- 日本語版と英語版の両方が作成されている
- フロントマターの必須項目がすべて埋まっている
- 内部リンクがすべて既存ページを指している手順とツールを分ける
スキルに書くのは判断と手順です。決まった処理はツールとして実装するほうが、速く確実になります。スキルの中で長いコマンド列を説明しているなら、ツール化の候補です。
まとめ
- スキルの粒度は「人に依頼できる作業単位」で切る
- 冒頭に「いつ使うか・いつ使わないか」を書く
- 「適切に」のような判断基準のない表現は具体的な条件へ置き換える
- 完了条件を明示して、途中終了とやりすぎを防ぐ
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