AIを使ってブログ記事を書くときに確認すること:数値・事実・リンクのレビュー12ステップ
はじめに
AIを使ってブログ記事を書く場合、文章として自然に見えても、含まれる数値・事実・リンクが正確でないことがあります。確認せずに公開すると、誤った情報を掲載するリスクがあります。この記事では、公開前に確認すべき作業を12ステップのワークフローとして整理します。
この記事をレビュー実行手順の基幹記事とし、個別の設計判断は次の記事に分けています。
- DocとBlogの引用ルール:引用が必要な主張の判定
- 参考文献URLの自動検証:リンク到達性の機械検査
- 参考文献・参考資料・関連リンクの使い分け:公開記事で使う用語
なぜレビューが必要か
AIは確信を持った口調で不正確な情報を書くことがあります。特に数値(「〇〇%」「〇〇万人」)、リンクURL(実在しないURLを生成することがある)、法律・規制の詳細は、確認せずに公開するリスクが高い要素です。
また、外部の事実を引用している記事では、引用箇所に参考文献番号が対応しているかどうかも確認が必要です。
12ステップのワークフロー
ステップ1:記事の種別を確認する
記事がドキュメント(Docページ)なのかブログ(Blogページ)なのかを確認します。種別によってレビューの基準が異なります。ドキュメントは公式情報・仕様に基づく正確性が最優先です。ブログは著者の体験・解釈を含むため、体験部分と事実部分を区別してレビューします。
ステップ2:記事全体を最初から一度通読する
この段階では編集しません。記事全体の流れを把握し、「確認が必要そう」と感じた箇所に印をつけます。編集と確認を同時に行うと、確認がもれやすくなります。
ステップ3:確認が必要な主張を抜き出す
本文から「具体的な数値」「統計」「外部サービスの仕様・機能の説明」「法律・規制の内容」「バージョン番号」を含む箇所を抜き出します。これらは事実確認が必要な主張です。
ステップ4:引用が必要かどうかを判断する
抜き出した主張が「著者の個人的な体験・意見」なのか「外部の事実・統計・仕様」なのかを区別します。外部の事実・統計を根拠にしている場合は参考文献が必要です。著者の体験・意見は引用不要です。
ステップ5:参考文献番号と本文の対応を確認する
参考文献がある記事では、本文中の [1] [2] などの番号が、記事末尾の参考文献リストの番号と対応しているか確認します。番号がずれていると、読者が根拠を追跡できなくなります。
ステップ6:URLが実在するか確認する
参考文献のURLをブラウザで開き、実際にページが存在するか確認します。AIは存在しないURLを生成することがあります。URLが404(ページが見つかりません)になる場合は、正しいURLを探すか、参考文献から除外します。
ステップ7:数値の計算や根拠が正しいか確認する
記事に数値の計算や「〇〇から△△を引いた値」などの算出が含まれる場合、計算が正しいか確認します。比率・割合の計算は特に確認が必要です。
ステップ8:問題のある箇所を修正する
ステップ3〜7で確認した問題を修正します。修正できない情報(確認できないURL、一次情報源が見つからない数値)は、記事から削除するか「〜という報告がある」「一次情報源の確認をお勧めします」という記述に置き換えます。
ステップ9:npm run review:content を実行する
コンテンツの自動チェックスクリプトを実行します。フロントマターの形式、必須フィールドの有無、スラッグの形式などを機械的に確認します。エラーが出た場合は対応してから次のステップに進みます。
ステップ10:リンクを実際にクリックして確認する
記事内のリンク(内部リンク・外部リンク)を実際にクリックし、正しいページに遷移するか確認します。特に内部リンクは、記事のスラッグが変わったときにリンク切れが起きやすいため、確認が必要です。
ステップ11:公開ゲートの確認
公開前の最終確認として、次の項目を確認します。
- タイトルに命令型・挑発型の表現が含まれていないか
- 未確認の著者の経歴・実績を本文に含めていないか
- Critical(公開停止)レベルのレビュー問題が残っていないか
ステップ12:公開する
すべてのステップが完了したら公開します。
まとめ
12ステップのうち、特に重要なのはステップ2(最初に通読する)とステップ6(URLを実際に開いて確認する)です。AIを使って記事を書く際は、外部の事実・数値・リンクを自分で確認する習慣を持つことで、公開する記事の信頼性を保てます。