Level 1: User — CLAUDE.md と基本コマンドを使いこなす
Level 0 で詰まる原因は、Claude がプロジェクトの文脈を何も知らない状態で動いていることです。CLAUDE.md を作るだけで、Claude Code はプロジェクトの構成・技術スタック・コーディング規約を最初から理解した状態で動きます。これが Level 1 の核心です。
対象読者: Claude Code をインストール済みで、プロジェクトに Claude を本格活用したい方。
学習時間の目安: 読了 15分 + 実践 20分
CLAUDE.md とは
Section titled “CLAUDE.md とは”CLAUDE.md は、Claude Code がプロジェクトを開くたびに自動で読み込む設定ファイルです。ここにプロジェクトの概要・技術スタック・コーディング規約を書いておくと、毎回説明する手間がなくなります。
CLAUDE.md に書くべき内容
Section titled “CLAUDE.md に書くべき内容”| 項目 | 書く内容 | 例 |
|---|---|---|
| プロジェクト概要 | 何を作っているか・目的 | 「Python + FastAPI で構築した REST API サーバー」 |
| 技術スタック | 言語・フレームワーク・主要ライブラリ | Python 3.11, FastAPI, SQLAlchemy, PostgreSQL |
| ディレクトリ構成 | 主要フォルダの役割 | src/routes/ — エンドポイント定義 |
| コーディング規約 | 命名規則・コメントルールなど | 「型ヒントを必ず書く」「コメントは日本語」 |
| よく使うコマンド | 開発・テスト・ビルドのコマンド | uvicorn main:app --reload |
CLAUDE.md の書き方テンプレート
Section titled “CLAUDE.md の書き方テンプレート”以下は Python + FastAPI のプロジェクトを例にしたテンプレートです:
# プロジェクト名
Python + FastAPI で構築した REST API サーバーです。
ユーザー管理・認証・データ取得の機能を提供します。
## 技術スタック
- 言語: Python 3.11
- フレームワーク: FastAPI
- ORM: SQLAlchemy
- データベース: PostgreSQL
- テスト: pytest
- デプロイ: Docker + AWS ECS
## ディレクトリ構成
- `src/routes/` — エンドポイント定義(ルーター)
- `src/models/` — SQLAlchemy モデル
- `src/schemas/` — Pydantic スキーマ
- `src/services/` — ビジネスロジック
- `tests/` — pytest テストファイル
## コーディング規約
- 型ヒントを必ず書く(引数・戻り値)
- コメントは日本語で書く
- エンドポイントには docstring を付ける
- 関数名・変数名はスネークケース(snake_case)
## よく使うコマンド
- 開発サーバー起動: `uvicorn src.main:app --reload`
- テスト実行: `pytest tests/ -v`
- 型チェック: `mypy src/`
- コードフォーマット: `ruff format src/`CLAUDE.md の配置方法
Section titled “CLAUDE.md の配置方法”CLAUDE.md は複数の場所に置くことができます:
your-project/
├── CLAUDE.md ← プロジェクト全体に適用
├── src/
│ ├── routes/
│ │ └── CLAUDE.md ← このディレクトリにのみ適用(任意)
│ └── models/
└── tests/
└── CLAUDE.md ← テストディレクトリ専用のルール(任意)ルートの CLAUDE.md はプロジェクト全体に適用されます。サブディレクトリに置いた CLAUDE.md は、そのディレクトリ配下でのみ追加で読み込まれます。テストの書き方や特定モジュールのルールを分けて管理したい場合に活用できます。
基本コマンド一覧
Section titled “基本コマンド一覧”Claude Code 内で使える主要なコマンドです。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/help | 使えるコマンドの一覧を表示 |
/clear | 会話履歴をリセット(コンテキストウィンドウを空にする) |
/memory | 現在読み込まれているメモリ(CLAUDE.md 等)を確認 |
/quit または Ctrl+C | Claude Code を終了 |
やってみよう: CLAUDE.md を作って /memory で確認する
Section titled “やってみよう: CLAUDE.md を作って /memory で確認する”- プロジェクトのルートに
CLAUDE.mdを作成する - プロジェクト概要・技術スタック・よく使うコマンドを書く
- Claude Code を起動して
/memoryを実行する
cd your-project
claudeClaude Code 内で:
/memory出力例:
## Project Memory (CLAUDE.md)
# プロジェクト名
Python + FastAPI で構築した REST API サーバーです。
...CLAUDE.md の内容が表示されれば、Claude はプロジェクトを理解した状態で動いています。
実践チュートリアル
Section titled “実践チュートリアル”手を動かしながら学びたい場合は、チュートリアルを参照してください。