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nvm - Node.js バージョン管理ツール

nvm(Node Version Manager)とは、Node.js のバージョンを管理するツールです。1台のPCに複数の Node.js バージョンをインストールし、プロジェクトごとにバージョンを切り替えられます。

プロジェクト A は Node.js v18、プロジェクト B は Node.js v22 を使う、といった場合に nvm が役立ちます。

対象読者: Node.js を使い始めて、バージョン管理に困っている方

学習時間の目安: 読了 15分 + 実践 15分

前提知識: Node.js のインストール済み、ターミナルの基本操作

Node.js を直接インストールする方法(公式インストーラーや Homebrew 経由)では、PCに1つのバージョンしか持てません。

nvm を使うと次のことができます。

  • 複数のバージョンを共存させる
  • コマンド1つでバージョンを切り替える
  • プロジェクト単位で使用バージョンを固定する(.nvmrc ファイル)

1. nvm インストールスクリプトを実行する

Section titled “1. nvm インストールスクリプトを実行する”

ターミナルで次のコマンドを実行します。

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.40.3/install.sh | bash

このコマンドは nvm の公式リポジトリからインストールスクリプトをダウンロードして実行します。

2. シェル設定ファイルを確認する

Section titled “2. シェル設定ファイルを確認する”

インストールスクリプトは自動的に ~/.zshrc(Zsh の場合)や ~/.bashrc(Bash の場合)に以下の設定を追記します。

export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
[ -s "$NVM_DIR/bash_completion" ] && \. "$NVM_DIR/bash_completion"

自動追記されていない場合は、上記の3行を手動でシェル設定ファイルに追加してください。

3. シェルを再起動して確認する

Section titled “3. シェルを再起動して確認する”
source ~/.zshrc          # Zsh の場合
# source ~/.bashrc       # Bash の場合

command -v nvm           # 「nvm」と表示されれば成功

nvm と表示されれば、インストール完了です。

nvm install --lts        # 最新の LTS 版をインストール(2026年現在 v22 系)
nvm install 20           # Node.js v20.x をインストール
nvm install --lts        # 最新 LTS に切り替え
node -v                  # インストールされたバージョンを確認
npm i -g npm             # npm を最新版にアップデート(任意)

2026年現在、Node.js の LTS(Long Term Support)バージョンは v22 系です。新しいプロジェクトには LTS 版を使用することを推奨します。

nvm use 20               # Node.js v20 系に切り替え
nvm use --lts            # 最新 LTS 版に切り替え
nvm use 22               # Node.js v22 系に切り替え
nvm current              # 現在使用中のバージョンを表示

インストール済みバージョンの確認

Section titled “インストール済みバージョンの確認”
nvm ls                   # インストール済みのバージョン一覧を表示
nvm ls-remote            # インストール可能なバージョン一覧を表示

プロジェクト単位のバージョン固定(.nvmrc)

Section titled “プロジェクト単位のバージョン固定(.nvmrc)”

プロジェクトのルートフォルダに .nvmrc ファイルを作成すると、そのプロジェクトで使用する Node.js バージョンを固定できます。

echo "22" > .nvmrc       # Node.js v22 を指定する .nvmrc を作成
nvm use                  # .nvmrc のバージョンに切り替え

チームで .nvmrc をリポジトリにコミットしておくと、メンバー全員が同じバージョンを使えます。

  • nvm は curl コマンドでインストールする
  • nvm install --lts で最新 LTS 版(2026年現在は v22 系)をインストールする
  • nvm use <version> でバージョンを切り替える
  • .nvmrc でプロジェクト単位のバージョンを固定できる

Q: nvm: command not found と表示される

A: シェルの設定ファイルが読み込まれていない可能性があります。source ~/.zshrc(Zsh)または source ~/.bashrc(Bash)を実行してください。それでも解決しない場合は、設定ファイルに nvm の設定が追記されているか確認してください。

Q: Homebrew でインストールした Node.js と nvm の Node.js が競合する

A: どちらか一方に統一することを推奨します。nvm に統一する場合は、brew uninstall node で Homebrew 版を削除してから、nvm で Node.js を再インストールしてください。

Q: Node.js のバージョンを切り替えてもすぐに元に戻る

A: nvm use はターミナルの現在のセッションにしか適用されません。常に特定のバージョンを使いたい場合は nvm alias default <version> でデフォルトバージョンを設定してください。