GitHub アカウントと SSH 鍵の設定
GitHub(ギットハブ)とは、Git で管理したコードをインターネット上で保存・共有・共同作業するためのプラットフォームです。世界中のエンジニアが使っており、オープンソースプロジェクトの公開やチーム開発の中心的な場となっています。
このページでは、GitHub アカウントの作成から SSH 認証の設定まで、安全にコードを push・pull できる環境を整える手順を解説します。
対象読者: Git のインストールが完了して、GitHub を使い始める方
学習時間の目安: 読了 10分 + 実践 20分
前提知識: Git の基本操作 を読んでいること
GitHub アカウントの作成
Section titled “GitHub アカウントの作成”github.com にアクセスし、「Sign up」からアカウントを作成します。
- Username(ユーザー名): 他の開発者に見られます。本名でなくても構いませんが、将来的にポートフォリオとして使う場合を考えると、認識しやすいものにするのが一般的です。
- Email: 普段使うメールアドレスを登録します。
- Password: 強力なパスワードを設定します。
💡 2段階認証(2FA)を必ず設定してください。GitHub はセキュリティの観点から強く推奨しています。
GitHub CLI のインストール
Section titled “GitHub CLI のインストール”GitHub CLI(gh)とは、ターミナルから GitHub の操作を行えるコマンドラインツールです。リポジトリの作成や PR の作成が、ブラウザを開かずに行えます。
brew install ghインストール後、以下のコマンドでブラウザ認証を行います。
gh auth login対話形式で質問が表示されます。GitHub.com → SSH → ブラウザで認証、の順に選択します。
認証が完了したか確認するには以下を実行します。
gh auth statusSSH 鍵の生成と登録
Section titled “SSH 鍵の生成と登録”SSH 鍵(エスエスエイチ かぎ)とは、パスワードの代わりに使う暗号化された認証情報です。公開鍵(GitHubに登録)と秘密鍵(手元のマシンに保存)のペアで動作します。SSH を使うと、パスワード入力なしに安全かつ素早く push・pull できます。
SSH 鍵を生成する
Section titled “SSH 鍵を生成する”ssh-keygen -t ed25519 -C "your@email.com"実行するとファイルの保存場所とパスフレーズを聞かれます。
Enter file in which to save the key (/Users/you/.ssh/id_ed25519): [Enterキーで既定値を使用]
Enter passphrase (empty for no passphrase): [パスフレーズを入力]
Enter same passphrase again: [パスフレーズを再入力]💡 パスフレーズは設定することを推奨します。鍵ファイルが万が一流出した場合の防御になります。
公開鍵を確認する
Section titled “公開鍵を確認する”cat ~/.ssh/id_ed25519.pubssh-ed25519 AAAA... から始まる1行の文字列が表示されます。これが公開鍵です。
GitHub に公開鍵を登録する
Section titled “GitHub に公開鍵を登録する”- GitHub の右上のプロフィールアイコン → Settings をクリック
- 左メニューの SSH and GPG keys を選択
- New SSH key をクリック
- Title に分かりやすい名前(例:
My MacBook 2026)を入力 - Key の欄に、先ほど確認した公開鍵(
ssh-ed25519 AAAA...全体)を貼り付ける - Add SSH key をクリック
SSH 接続をテストする
Section titled “SSH 接続をテストする”ssh -T git@github.com以下のように表示されれば成功です。
Hi username! You've successfully authenticated, but GitHub does not provide shell access.⚠️ 初回接続時に「The authenticity of host ‘github.com’ can’t be established.」と表示されることがあります。
yesと入力して続行してください。
HTTPS と SSH の違い
Section titled “HTTPS と SSH の違い”GitHub へのアクセス方法は HTTPS と SSH の2種類あります。
| 方式 | 認証方法 | 特徴 |
|---|---|---|
| HTTPS | パスワード / トークン | 設定が簡単。毎回認証が必要なことがある |
| SSH | SSH 鍵ペア | 初期設定が必要だが、一度設定すればパスワード入力不要 |
SSH の設定を済ませた場合、リポジトリの URL は git@github.com:username/repo.git の形式を使います。
リモートリポジトリの作成
Section titled “リモートリポジトリの作成”GitHub CLI を使ってリポジトリを作成し、ローカルと紐づける手順です。
# GitHub にリポジトリを作成(--public で公開、--private で非公開)
gh repo create my-project --public
# ローカルリポジトリにリモートを追加(SSH を使用)
git remote add origin git@github.com:username/my-project.git
# main ブランチを push してトラッキング設定
git push -u origin main-u オプションは「上流(upstream)を設定する」という意味で、次回以降は git push だけで push できるようになります。
# リモートの設定を確認
git remote -v
# 以下のように表示されれば OK(SSH の場合)
# origin git@github.com:username/my-project.git (fetch)
# origin git@github.com:username/my-project.git (push)Q. HTTPS と SSH のどちらを使うべきですか?
SSH を推奨します。一度設定すれば毎回のパスワード入力が不要になり、作業効率が上がります。
Q. SSH 鍵は複数のマシンに作れますか?
はい。マシンごとに異なる SSH 鍵を生成して GitHub に登録することを推奨します。鍵のタイトルにマシン名を入れておくと管理しやすくなります。
Q. gh auth login で SSH を選ぶと自動で鍵が作られますか?
はい。gh auth login の対話形式で SSH を選ぶと、鍵の生成と GitHub への登録を自動で行ってくれます。手動で設定する場合は上記の手順に従ってください。